バーチャルプロジェクト
0.20.0 の新機能
仮想プロジェクトは、それ自体がインストール可能な Python パッケージではないものの、それらの依存関係を同期するプロジェクトです。これらは pyproject.toml
内の通常の Python パッケージのように宣言されますが、パッケージは作成されません。その代わりに tool.rye.virtual
キーが true
に設定されています。
たとえば、自分でパッケージを宣言せずに mkdocs
のようなプログラムを使用したい場合に役立ちます
rye init --virtual
rye add mkdocs
rye sync
rye run mkdocs
これにより pyproject.toml
が作成されますが、実際には Python コード自体は何ら宣言されません。それでも同期を行うと、プロジェクト内に mkdocs が表示されるようになります。
動作の変更点
プロジェクト自体を同期するときは、有効なパッケージと見なされないので、仮想環境にインストールされることはありません。同様に、仮想パッケージを PyPI や他のインデックスに公開することもできません。
制限事項
仮想プロジェクトには、オプションの依存関係を設定することはできません。たとえ宣言されていても、これらはインストールされません。
ワークスペース
ワークスペース に最上位のパッケージがない場合、仮想として宣言することをお勧めします。