ビルドとパブリッシュ
Ryeは現在、パッケージのビルドにbuildを使用し、パブリッシュにtwineを使用しています。
ビルド
デフォルトでは、rye
はdist
ディレクトリにsdistとwheelの両方のターゲットをビルドします。このためのコマンドはbuild
と呼ばれます。
rye build
--sdist
または--wheel
フラグを使用して特定のターゲットをビルドしたり、--out
で出力ディレクトリを指定したりできます。
rye build --wheel --out target
ビルド前にビルドディレクトリをクリーンアップする場合は、以下を実行します
rye build --clean
パブリッシュ
Ryeは、デフォルトでdist
ディレクトリにある配布ファイルをPyPIに公開します。
rye publish
必要に応じて、アクセストークンやその他の情報の入力を求められる場合があります。
No access token found, generate one at: https://pypi.org/manage/account/token/
Access token:
公開する配布ファイルを指定することもできます
rye publish dist/example-0.1.0.tar.gz
--repository
Ryeは、--repository
および--repository-url
フラグを使用して、パッケージを別のリポジトリに公開することをサポートしています。たとえば、テストPyPIリポジトリに公開するには
rye publish --repository testpypi --repository-url https://test.pypi.org/legacy/
--yes
確認プロンプトをスキップするために、オプションで--yes
フラグを設定できます。これは、CI/CDパイプラインで役立ちます。
rye publish --token <your_token> --yes
Ryeは、今後の使用のために、リポジトリ情報を$HOME/.rye/credentials
に保存します。
--skip-existing
--skip-existing
を使用して、リポジトリにすでに公開されている配布ファイルをスキップできます。一部のリポジトリではこの機能がサポートされていない場合があることに注意してください。