依存関係
依存関係はpyproject.tomlで宣言されますが、rye add
コマンドを使用すると、追加を簡素化できます。最も単純な呼び出しでは通常の依存関係を追加しますが、カスタマイズできます。
基本的な依存関係の追加
通常の依存関係を追加するには、Pythonパッケージの名前を指定してrye add
を呼び出すだけです。
rye add Flask
バージョンも定義する場合は、PEP 508要件を使用します。
rye add "Flask>=2.0"
追加/機能依存関係の場合は、PEP 508構文を使用するか、--features
を使用できます。
rye add "Flask[dotenv]"
rye add Flask --features=dotenv
これらの依存関係はproject.dependencies
に格納されます。
プレリリースに関する注意
デフォルトでは、add
はプレリリースを考慮しません。つまり、バージョン番号に.dev
などがある依存関係を追加しても、一致するものが見つかりません。プレリリースを考慮するには、--pre
を使用して追加します。
rye add "Flask==2.0.0rc2" --pre
開発用依存関係
開発中にのみインストールする必要がある依存関係には、--dev
を渡します。
rye add --dev black
これらの依存関係は、非標準のtool.rye.dev-dependencies
キーに格納されます。
仮想環境を有効にせずに、このように追加されたツールを実行するには、rye run
を使用します。
rye run black
Git / ローカル依存関係
ローカルまたはGit依存関係を追加するには、--path
や--git
などの追加パラメーターを渡すことができます。
rye add Flask --git=https://github.com/pallets/flask
rye add My-Utility --path ./my-utility
このような依存関係を追加する際には、パッケージの名前も指定する必要があります。さらに、Git依存関係の場合、--tag
、--rev
、--branch
などのすべてのパラメーターがサポートされます。
ローカル依存関係を使用する場合は、ワークスペースを設定することを強くお勧めします。